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日吉神社の鹿嶋祭

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新屋の氏神様を祀る日吉神社の鹿嶋祭がありました。

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”しょっしょっしょっ ででしょっしょっ
   てらのかげまで おぐるまでしょっ”
”しょっしょっしょっ かしまのおぐりでしょっ
   てらのかげまで おぐるまでしょっ”

鹿嶋唄を歌いながら、家中の災いを背負った武者人形を乗せた船を
子どもたちが縄を牽いて町内を練り歩きます。
昔は最後に雄物川に流していたそうですが、環境保護のため現在は流していません。

鹿嶋船は町内ごとにを作ります。
一週間前から、武者人形、旗、花などを作って準備していきます。

祭り前日の船の飾りつけはガジギ採りから始まります。
このガジギとはいったい何なのか、とても気になります。
カジキという魚も連想されます。

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こちらがガジギ。
早朝ガジギ採りに行ったおじさまにお聞きしたところ、
「アシ(葦)みたいに水辺にある植物だよ、女の人方はこの根元を茹でてビン詰めにするって
言ってたな」えっ食べられるのですか???
ガジギはイネ科のマコモ属
ヨシ(アシ・葦)がイネ科のヨシ属
ちなみにススキはイネ科のススキ属。
茎の根元をみると、ヨシ(葦)は円筒形であるのに対し、マコモ(真菰)は楕円形なので
区別できるそうです。

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このガジギを少しずつ増やして縄にしていきます。

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船の周りにガジギの縄を釘で止めていきます。

翌朝当日ガジギを巻いた船首、マストには鹿島大明神の旗、紅白の布を巻き、
お花紙で作ったお花をつけ、ガジギの縄に旗・風船をさして、武者人形を乗せ、
船は出来上がります。

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町内は新興住宅地でお祭の知識のない若い世代です。
昔から住んでいらっしゃる方々が鹿嶋祭を仕切ってくれたからこそ出来たと
深く感謝しています。
町内単位の小さなお祭ですが、その中でも受け継がれる伝統を感じました。





補足*なぜヨシではなくマコモ属のガジギが使われるのでしょう?

・マコモは古来より、「病気を癒すもの」「邪気を払うもの」「浄化するもの」
 として崇められ、伝承されてきた植物。
・神社の「注連縄(しめなわ)」や夏越の祓の「茅の輪」などにもよく使用されている。
・出雲大社の「真菰祭り」、氷川神社の「粽神事」などの祭事など古来より、
 神と結びついたもの、神物として昔から使われてきている。

ガジギがマコモと同一のものであるとすれば、納得がいきました。
女の人方が茹でてビン詰めにするのは「マコモタケ」なんですね!
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by muumimamman | 2008-06-09 18:07
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