ジャンゴに似ていないな・・・と思いつつとても気になる線画。
Jean☆ということはジャン・コクトーが描いたジャンゴ・ラインハルト!?
今の今までまるで接点を感じていなかったのに、
一枚の絵をきっかけにその時代にとても興味を持ってしまいました。
ギターの名手ジャンゴ・ラインハルトを知っていておのずとステファン・グラッペリも知っている
という方が多いと思うのですが、
私の場合はステファン・グラッペリ(1908年1月26日ー1997年12月1日)から
ジャンゴ・ラインハルト(1910年1月30日ー1953年5月16日)を知りました。
1934年にフランス・ホット五重奏団を発足したジャンゴとグラッペリ。
75年も前なのに2人の作り出す音楽には時代を感じさせない魅力があります。
1931年秋 モンパルナスの「ル・クルワ・デュ・スュッド」にステファンのヴァイオリンの演奏を
ジャンゴが聴きにきたのが出会いのようです。
ジャンゴとコクトーの出会いといえば・・・
やはり1931年春~秋にかけてコート・ダジュールにジャンゴが旅行中演奏したのを
聴いたコクトーが感銘を受けたようです。
「ル・クルワ・デュ・スュッド」にはジャン・コクトーも常連だったとステファンは書いているし、
もしかしたら、コクトーがジャンゴに店に行くように勧めたのかもしれない!
ステファンのコクトーによる線画はないようですが(好みではなかったのかもしれません)
ジャンゴがモデルのコクトーによる壁画があるのには驚きました。
コクトーの映画「オルフェの遺言」にも建物が登場する
港街ヴィユフランシュの「サン・ピエール礼拝堂」にあるようです。
J'attendrai
私の中ではおじいさんのイメージしかなかったステファン・グラッペリ、
ジャンゴ・ラインハルトという伝説の天才ギタリストとバンドを組み
ジャン・コクトーも演奏を聴いていた。。。
この何ヶ月、頭の中を占めていたステファンとジャンゴとコクトーのことでした。